ブログのタイトルは、「狙う検索語を前半に入れる」「読んで得られるものを示す」「32字前後に収める」の3点を押さえると、検索結果で選ばれやすくなります。タイトルは、記事の内容を伝えると同時に、検索結果の中でクリックされるかどうかを決める、一番目に入る部分です。
記事の質がどれほど高くても、タイトルが読者の目に留まらなければ、読まれません。逆に、タイトルで大げさな約束をすると、読んだ人が裏切られたと感じて、すぐに離れてしまいます。内容と釣り合ったタイトルをつけることが基本です。
タイトルに入れる3つの要素
タイトルには、次の3つの要素を意識して入れます。
- 検索語:読者が実際に検索する言葉
- 対象や状況:誰の、どんな場面の話か
- 得られるもの:読むとわかること、できるようになること
たとえば「ブログのリライトのやり方を手順で解説」は、検索語(リライト、やり方)と、得られるもの(手順)が入っています。「初心者向け」「スマホだけで」といった対象を足すと、読者が自分のことだと気づきやすくなります。
3つのすべてを入れる必要はありません。32字前後の中に収まる範囲で、最も大事な2つを選びます。
検索語は、前半に置く
検索結果の画面では、タイトルの表示される長さに限りがあります。長いタイトルは、後半が省略されて「…」と表示されることがあります。
検索語を前半に置くと、省略されても、読者に何の記事かが伝わります。また、検索語が先頭に近いほど、読者の目が止まりやすいとも言われています。
悪い例は、「知っておきたい!これだけは押さえたい、ブログのリライトのやり方」のように、前置きが長いタイトルです。検索語が後ろに追いやられています。「ブログのリライトのやり方と、直す記事の選び方」のように、検索語を先に書きます。
使いやすいタイトルの型
型を知っておくと、タイトルを考える時間が短くなります。ただし、同じ型ばかり使うと、ブログ全体が単調になるので、記事の内容に応じて使い分けます。
手順・方法の型
「〇〇のやり方を手順で解説」「〇〇の方法を3ステップで整理する」。やり方を知りたい読者に向いています。
疑問・答えの型
「〇〇は何字が目安か」「〇〇とは何か、基本をおさえる」。疑問がそのまま検索語になっている場合に向いています。
比較・選び方の型
「〇〇の違いと選び方」「〇〇を比べる3つの視点」。複数の選択肢で迷っている読者に向いています。
失敗・注意の型
「〇〇でよくある失敗と対処法」。つまずきやすい点を知りたい読者に向いています。
数字を入れる型
「〇〇の探し方7つ」のように、数字を入れると、記事の分量や構成が一目でわかります。ただし、数字は実際の記事の内容と一致させることが必要です。
避けたいタイトルの書き方
次のようなタイトルは、読者の信頼を損ないやすいので、避けます。
- 断定的な強い言い切りや、簡単さをうたう誇張を含む
- 内容に不釣り合いな、衝撃を煽る言葉を使う
- 記号や括弧を多用して、読みにくくする
- 記事の内容と関係のない、人気の語を入れる
特に、収入や効果を約束するような言い方は、読者に誤解を与えます。成果は人によって違うため、約束せず、「手順を整理する」「判断の基準をまとめる」のように、記事が実際に提供できるものを書きます。
タイトルを決めたあとの確認
タイトルを決めたら、次の点を確認します。
- 狙う検索語が、前半に入っているか
- 32字前後に収まっているか
- 記事を読み終えたとき、タイトルで示した内容が得られるか
- 同じブログの他の記事と、タイトルが似すぎていないか
複数の案を作って、声に出して読み比べるのも有効です。自分が読者なら、どれをクリックするかを考えます。決めきれない場合は、公開後にクリック率を見て、後から変更することもできます。
タイトルと検索結果の見え方
タイトルは、記事ページの題名であると同時に、検索結果に表示される文字でもあります。検索結果では、タイトルの下に説明文(ディスクリプション)も表示されるため、2つをセットで考えます。
タイトルと説明文の役割分担
タイトルは、何の記事かを一目で伝える役割です。説明文は、記事を読むと何がわかるかを補足する役割です。タイトルで入れきれなかった情報、たとえば「対象となる読者」「扱う範囲」「得られるもの」を、説明文に回します。説明文は、40〜120字程度でまとめると、検索結果で途中で切れにくくなります。
検索結果で、実際にどう見えるかを確認する
公開前に、自分の記事のタイトルがどのように表示されるかを想像します。公開後は、自分のブログの記事を検索して、表示された姿を確認します。タイトルが途中で切れていたり、大事な言葉が後半に押し出されていたりしたら、短く直します。
同じタイトルを避ける
ブログ内で似たタイトルが複数あると、検索エンジンも読者も、どの記事が適切かを判断しにくくなります。タイトルを決める前に、サイト内を検索して、似た題名がないかを確認します。もし似た記事がある場合は、その記事との違いを、タイトルの中ではっきり示すか、2つの記事を1本にまとめることを検討します。
公開後の見直し
タイトルは、公開後に変えてもかまいません。Search Console で、表示回数が多いのにクリック率が低い記事を探し、タイトルを書き直します。変更したら、変更した日付をメモしておくと、数週間後に数字の変化を比べられます。ただし、頻繁に変えると効果の判断がつかなくなるため、1回変えたら、最低でも1か月は様子を見ます。
タイトル案は最低3つ作る
最初に思いついたタイトルを、そのまま採用すると、後で見直したくなることが多くなります。最低でも3案を作り、検索語の位置、文字数、得られるものの示し方を比べて、一番自然なものを選びます。案を作る段階では、型を変えて書いてみるのがコツです。手順の型、疑問の型、数字の型で1つずつ書くと、同じ内容でも印象の違うタイトルが並び、選びやすくなります。
タイトルを考える時間は、記事全体の時間の1割ほどを目安にすると、考えすぎを防げます。迷ったときは、検索語が前半にあり、読者の得るものが示されている案を選べば、大きく外れることはありません。細かい調整は、公開後のデータを見ながら進めます。
次にやること
今日できる作業を挙げます。
- 次に書く記事の狙う検索語を決め、タイトル案を3つ書く
- 3案を32字前後に整え、検索語が前半に入っているか確認する
- 自分が読者ならクリックしたくなる案を1つ選ぶ
すでに公開した記事のタイトルを見直すのもよい作業です。Search Console でクリック率の低い記事を探し、タイトルを書き直すと、改善の余地が見つかることがあります。




