検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Structure

記事の構成

ブログの導入文の書き方と、読者が離れない3文

目次
  1. 導入文の3文構成
  2. 答えを先に書く理由
  3. 避けたい書き出し
  4. 長い前置き
  5. 自己紹介や、書き手の事情
  6. 読者への問いかけだけで終わる文
  7. ありきたりな定型文
  8. 共感を入れたいときの書き方
  9. 書いたあとに見直す3つの点
  10. 記事の種類ごとの導入文の例
  11. 手順の記事
  12. 比較の記事
  13. 疑問に答える記事
  14. 導入文を書き直すタイミング
  15. 導入文の長さの目安
  16. 次にやること

ブログの導入文は、最初の2〜3文で「読者の疑問に直接答える」ことが基本です。そのあとに、記事で扱う内容と、読むと何がわかるかを短く添えます。たとえ話や自己紹介から入ると、読者は答えにたどり着く前に画面を閉じてしまうことがあります。

検索から来た読者は、複数の記事を見比べながら、自分の疑問に答えてくれるものを探しています。導入文は、その場で「この記事は役に立つ」と判断してもらうための、いちばん短い勝負の場所です。

導入文の3文構成

導入文は、次の3文で組み立てると書きやすくなります。

  1. 答え:読者の疑問に対する、一番短い答え
  2. 範囲:記事で何を説明するか
  3. 得られるもの:読み終えると何ができるか

具体例を示します。「ブログのリライトは、何から始めればよいのか」という疑問に対する導入文です。

「リライトは、表示回数が多いのにクリックが少ない記事から始めるのが効率的です。この記事では、直す記事の選び方と、題名・見出し・本文の直し方を順に説明します。読み終えると、今日から1本目の書き直しに取りかかれます。」

1文目で答え、2文目で範囲、3文目で得られるものを示しています。この3文だけで、記事の価値が伝わります。

答えを先に書く理由

結論を後に回して、読者の興味を引っぱる書き方は、小説や読み物には向きますが、検索から来る読者には向きません。読者は答えを探しているため、答えがすぐ見つからないと、他の記事へ移ります。

ただし、答えを先に言っても、読者が記事を読むのをやめるわけではありません。答えを知った上で、理由や手順を詳しく知りたい読者は、続きを読みます。短い答えで十分な読者は、そこで満足して戻ります。どちらの場合も、導入文で答えたことは、読者にとって親切な設計です。

導入文で答えを言い切れない場合もあります。条件によって答えが変わる疑問では、「条件によって変わりますが、多くの場合は〇〇です」のように、主な答えと例外があることを一文で伝えます。

避けたい書き出し

次のような書き出しは、読者を遠ざけやすいので、避けます。

長い前置き

「最近、ブログを始める人が増えています」のような、背景の説明から入る書き出しです。読者はすでに自分の状況を知っているため、説明は必要ありません。

自己紹介や、書き手の事情

「私は〇年ブログを書いています」と自己紹介から始める書き出しです。書き手の経歴が重要なジャンルでなければ、記事の末尾やプロフィールのページに回します。

読者への問いかけだけで終わる文

「ブログのアクセスが増えなくて悩んでいませんか?」のような、問いかけだけの書き出しです。読者の悩みに共感する効果はありますが、問いかけのあとに答えがなければ、時間をかけさせるだけです。問いかけを使うなら、すぐ次の文で答えを示します。

ありきたりな定型文

「〇〇について解説していきます」と宣言するだけの、型にはまった書き出しです。何の記事かを説明しているだけで、読者の疑問に答えていません。

共感を入れたいときの書き方

読者の気持ちに寄り添う一文を入れたいときは、答えの前ではなく、答えのあとに置きます。

たとえば、「リライトは、表示回数が多いのにクリックが少ない記事から始めるのが効率的です。書き直す記事が多くて迷う気持ちは自然なので、選び方の基準を順に説明します」とします。答えを先に示したあとの共感は、読者に安心感を与えます。

書いたあとに見直す3つの点

導入文を書いたら、次の点を確認します。

  • 最初の2文だけで、読者の疑問に答えているか
  • 全体で3〜5文に収まっているか
  • 題名で約束した内容と、導入文が一致しているか

導入文は、記事を書き終えたあとに書き直すのも一つの方法です。書いているうちに、記事の中身が当初の構想と変わることがあるためです。完成した記事の内容にそって、導入文を整えると、題名と本文のつながりが強くなります。

記事の種類ごとの導入文の例

記事の種類によって、導入文の組み立ては少しずつ変わります。3つの例を挙げます。

手順の記事

答えの代わりに、全体の流れを一文で示します。「検索順位の確認は、Search Console を開き、期間を選び、クエリごとの順位を見る、の3手順で済みます。」と書けば、読者は作業の見通しを持って読み進められます。

比較の記事

結論となる選び方の基準を先に示します。「無料ツールは、候補集めには検索窓の機能、需要の確認にはキーワードプランナーと使い分けるのが基本です。」と書き、続けて詳細を説明します。

疑問に答える記事

疑問そのものに、短く答えます。「ブログ記事の文字数に決まりはありませんが、検索の疑問に答え切れる長さが目安です。」と書き、例外や条件はそのあとの段落に回します。

どの場合も、導入文の目的は、記事を最後まで読む価値があるかを、読者が短時間で判断できるようにすることです。長さの目安は、画面を開いたときに、スクロールしなくても読み終えられる量です。スマホで読む人が多いため、4〜5行に収まるように調整するとよいでしょう。

導入文を書き直すタイミング

公開後に、Search Console で表示回数に対してクリック率が低い場合は、題名や説明文の問題が考えられます。一方、クリックはされるのに、滞在時間が短い場合は、導入文が読者の期待と合っていない可能性があります。この場合は、導入文の最初の2文を、読者が検索した言葉に寄せて書き直します。小さな修正でも、数週間後に数字の変化として表れることがあります。

導入文の長さの目安

導入文が長すぎると、読者は本題に入る前に疲れてしまいます。かといって、短すぎて答えだけを書くと、記事の範囲が伝わりません。3〜5文、100〜200字ほどが、読みやすい長さです。長くなりそうなときは、背景の説明を本文の最初の章に移し、導入文には答えと範囲だけを残します。書き終えたら、スマホの画面で読んでみて、スクロールせずに読み終えられるかを確かめると、長さの感覚がつかめます。

導入文で約束したことは、本文の中で回収します。範囲として示した内容が本文にない、あるいは順番が違うと、読者は「期待と違った」と感じます。書き終えたら、導入文の2文目と、本文の見出しを並べて、対応しているかを確かめてください。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. 公開済みの記事を1本選び、導入文を3文構成に書き直してみる
  2. 書き出しが前置きや自己紹介から始まっている記事を探し、答えを先頭に移す
  3. 書き直した導入文を、数週間後に Search Console のクリック率や滞在時間と見比べる

導入文の書き直しは、小さな作業ですが、読者の離脱を減らす効果が期待できます。新しい記事を書くたびに、3文構成を意識すると、自然に身についていきます。