ブログのアクセスが増えないときは、「記事が検索に認識されているか」「読まれる検索語を選べているか」「記事が疑問に答えているか」「十分な期間が経っているか」の順に確かめます。原因は一つとは限らず、複数が重なっていることもあります。順に調べれば、いまの段階で何をすべきかが見えてきます。
多くの場合、公開から数か月は、アクセスが少ないのが自然です。検索エンジンに評価されるまでには時間がかかり、新しいブログは特に、結果が出るまでに期間が必要です。焦らず、確認できることから一つずつ見ていきます。
確認1 記事が検索に認識されているか
最初に、書いた記事が検索エンジンに登録されているかを確認します。登録されていなければ、検索結果に出ることはなく、アクセスもありません。
確認の方法は、次のとおりです。
- Search Console の「URL検査」に、記事のアドレスを入力する
- 「URLはGoogleに登録されています」と表示されるかを見る
- 登録されていなければ、理由が表示されるので、その内容を確認する
登録されない主な理由は、次のとおりです。
- 公開から日が浅く、まだ検索エンジンが認識していない
- 検索結果に表示させない設定が、誤って入っている
- 記事への内部リンクがなく、検索エンジンが見つけにくい
- サイトに技術的な問題がある
公開から2週間以上たっても登録されない場合は、設定を見直し、必要なら登録のリクエストをします。
確認2 狙った検索語が、読まれる語か
登録されているのに、アクセスがない場合は、狙った検索語を見直します。
- 検索ボリュームが小さすぎないか
- 競合が強すぎて、上位に入れないのではないか
- 検索語が、読者の使う言葉とずれていないか
Search Console で、記事が表示されている検索語と、順位を確認します。表示回数がほとんどなければ、そもそも検索されていない言葉を狙っている可能性があります。順位が50位以下なら、競合が強い、または記事の質が足りない可能性があります。
キーワード選びを見直すときは、競合の弱い、具体的な語から狙い直します。
確認3 記事が読者の疑問に答えているか
検索語に見合った記事になっているかを、読者の目で見直します。
- 冒頭の2〜3文で、疑問に直接答えているか
- 上位の記事にある内容が、自分の記事に欠けていないか
- 情報が古くないか。読みやすい構成になっているか
上位の記事と並べて読み、自分の記事が、読者にとって魅力的かを正直に比べます。足りない部分があれば、リライトで補います。
確認4 記事の本数と、期間は十分か
ブログのアクセスは、記事の本数にも左右されます。1つの記事で多くのアクセスを集められる場合もありますが、多くは、記事が積み重なって、全体の訪問が増えていきます。
目安として、次のような時間軸で考えると、焦りが和らぎます。
- 公開から1〜3か月:検索エンジンに認識され始める時期。アクセスは少ない
- 3〜6か月:少しずつ表示回数が増え、順位が動き出す時期
- 6か月以降:記事数が増え、アクセスが伸びる記事が現れる時期
この目安は、あくまで一般的な見方で、分野や競合の強さによって大きく違います。記事が20本に届いていないうちは、アクセスが少ないのは当然と考えて、書き続けることが優先です。
確認5 記事同士のつながりがあるか
ブログ内の記事が、孤立していないかを確認します。内部リンクがなく、各記事がばらばらだと、検索エンジンにも読者にも、記事の関係が伝わりません。
関連する記事同士にリンクを貼り、テーマごとのまとまりを作ります。親の記事から子の記事へ、子の記事から親の記事へと、双方向にリンクを貼ります。
焦ってやりがちな対処
アクセスが増えないと、焦って次のような対処をしたくなりますが、避けたほうがよいものです。
- 記事を頻繁に書き換える。効果の確認ができなくなる
- 流行の話題に飛びつき、ブログのテーマから外れた記事を書く
- 有料の集客サービスに頼る前に、基本の確認を済ませていない
まず、基本の確認を一通り行い、原因を特定してから、対策を選びます。
状況別の優先行動
記事数やブログの状況によって、最初に取り組むべきことが違います。
記事が10本未満
記事数が少ないうちは、アクセスが少ないのは当然です。原因を探るより、まず記事を書くことに集中します。狙う検索語は、競合が弱い、具体的な語に絞ります。
記事が10〜30本で、アクセスがほとんどない
この段階では、記事の登録状況と、検索語の選び方を確認します。表示回数がほとんどない記事が多ければ、需要のある検索語を選び直す必要があります。
記事が30本以上で、アクセスが伸び悩む
Search Console のデータが貯まっているので、リライトの対象を選べます。表示回数が多く、順位が10位前後の記事を直して、1ページ目に入ることを目指します。また、記事同士の内部リンクを整えます。
一時期伸びたが、減ってきた
情報が古くなっていないか、競合が増えていないか、検索の仕組みの更新があったかを確認します。順位が下がった原因の調べ方を、参考にしてください。
気持ちが折れそうなとき
アクセスが増えない期間は、気持ちが沈みます。そんなときは、数字を見る頻度を減らし、記事を書く作業に集中する時間を作ります。成果が出るまでの期間は人によって違うので、他人と比べすぎないことも大切です。続けた分だけ、記事という資産が積み重なります。
アクセスの内訳を見る習慣
アクセスが少ないと、全体の数字だけを見て落ち込みがちです。内訳を見ると、改善の糸口が見つかります。検索から来ているアクセスは何割か、特定の記事に偏っているか、新規の読者とリピーターの比率はどうか、といった観点です。内訳を見ると、「検索からのアクセスが少ない」「特定の記事だけが読まれている」など、課題が具体的になります。課題がはっきりすれば、取るべき行動も決まります。
周りのブログと比べすぎない
同じ時期に始めたブログでも、アクセスの伸び方には大きな差があります。分野の競合の強さ、書き手の経験、使える時間が違うので、比べても参考になりません。比べる相手は、一か月前の自分のブログです。先月より表示回数が増えていれば、方向は間違っていません。
最後に、アクセスが増えない時期こそ、記事の質を上げる貴重な時間だと考えてください。読者が少ない間に書いた記事は、のちに検索で見つかったとき、ブログの土台になります。
次にやること
今日できる作業を挙げます。
- 直近の記事3本について、URL検査で登録状況を確認する
- Search Console で、各記事の表示されている検索語と、平均順位を見る
- 原因が当てはまる確認項目に印をつけ、直す優先順位を決める
一度にすべて直そうとせず、一つずつ試して、結果を記録してください。




