検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Rewriting

書き直し

表示回数は多いのにクリックされないときの対処

目次
  1. 状況を整理する
  2. ケース1 順位が低い場合
  3. ケース2 順位は高いのにクリック率が低い場合
  4. 題名を見直す
  5. 説明文を見直す
  6. 検索結果の表示を確認する
  7. ケース3 クリックされなくても、読者の疑問が解決している場合
  8. 検索意図とのずれを確認する
  9. 避けたい対処
  10. 小さな改善の積み重ね
  11. 毎月、3本ずつ見直す
  12. 見直しの前後を記録する
  13. 読者の視点で検索結果を見る
  14. 新しい記事の題名づけに活かす
  15. 見直しの優先順位
  16. 次にやること

検索結果に表示されているのにクリックされない記事は、「順位が低い」「題名と説明文が魅力に欠ける」「検索の意図とずれている」のいずれかに原因があることが多くあります。まず順位を確認し、次に検索結果での見え方を調べ、最後に記事の内容と検索の意図を照らし合わせる順に、切り分けます。

ここでは、原因の探し方と対処を説明します。表示はされているので、読者の目には触れています。そこからクリックにつなげる工夫が、アクセスを増やす近道になります。

状況を整理する

まず、Search Console の数字を整理します。次の三つを確認します。

  • 表示回数:その記事、またはその検索語が、何回表示されたか
  • クリック数:実際に何回クリックされたか
  • 平均順位:どのあたりの位置に表示されたか

この三つを見て、次のように状況を分けます。

  1. 順位が低い(11位以下):表示はされるが、2ページ目以降のため、クリックされにくい
  2. 順位は高い(1〜10位)のに、クリック率が低い:見え方か意図に原因がある
  3. 表示回数が非常に多く、順位も高いのに、クリックが少ない:検索結果にクリックが不要な情報が出ている可能性がある

状況によって、対処が異なります。

ケース1 順位が低い場合

順位が11位以下の場合は、そもそも読者の目に触れにくい位置です。クリックを増やすには、順位を上げる必要があります。

順位を上げるには、記事の質を高めるリライトが基本です。上位の記事と見比べて、足りない内容を補います。題名だけを変えても、順位が低いままでは、大きな効果は期待しにくいでしょう。

優先度としては、平均順位が11〜20位あたりの記事が、最も効果が見込めます。1ページ目に入れば、クリック数が大きく変わる可能性があります。

ケース2 順位は高いのにクリック率が低い場合

1〜10位に入っているのにクリックされない場合は、検索結果での見え方に問題がある可能性があります。

題名を見直す

検索語が前半にあるか、32字前後に収まっているか、読むと何が得られるかが伝わるかを確認します。上位の記事と並べて、自分の題名が見劣りしていないかを比べます。

説明文を見直す

説明文が未設定だと、本文の一部が自動で表示されることがあります。記事の価値が伝わる文章を、自分で書いておきます。

検索結果の表示を確認する

自分の記事を検索して、実際にどう表示されているかを見ます。題名が想定と違う形で表示されていたり、途中で切れていたりすることがあります。

ケース3 クリックされなくても、読者の疑問が解決している場合

検索結果の上部に、答えそのものが表示されることがあります。たとえば、用語の意味や簡単な数字を調べる検索では、検索結果の上に答えが出て、記事をクリックしなくても疑問が解決することがあります。

この場合、表示回数が多く、順位も高いのに、クリックが増えません。簡単な答えで完結する検索語は、記事で上位を取っても、アクセスにつながりにくいのです。

対処としては、次のような考え方があります。

  • 答えで完結する語は、アクセスを期待せず、他の語の記事に力を入れる
  • 答えの先にある、より詳しい疑問(手順、比較、理由)に応える記事を狙う
  • 検索語を具体的にして、簡単な答えでは済まない語に切り替える

検索意図とのずれを確認する

表示はされるのに、クリックされない原因として、検索意図とのずれも考えられます。検索語に対して、記事の型が合っていないと、読者は「自分の探しているものと違う」と感じて、クリックしません。

確認するには、次の手順を行います。

  1. その検索語で検索し、上位の記事の型を見る
  2. 自分の記事の型と、合っているかを比べる
  3. 違っていれば、題名と構成を、上位の型に近づける

意図の読み方は、別の記事で扱っています。

避けたい対処

クリックを増やしたいあまり、次のような対処をするのは避けます。

  • 内容と合わない、大げさな題名にする。期待外れで離脱され、評価を下げる
  • 検索語を無理に詰め込んだ、不自然な題名にする
  • 順位を上げるために、不自然なリンクを集める。検索エンジンの方針に反する可能性がある

読者に誠実な題名をつけ、内容で応えることが、長い目で見て最も確実です。

小さな改善の積み重ね

表示回数が多いのにクリックされない状況を改善するには、一つひとつの記事に、地道に手を入れる作業が欠かせません。ここでは、継続しやすい進め方を紹介します。

毎月、3本ずつ見直す

Search Console で、表示回数が多く、クリックが少ない記事を探し、月に3本ずつ見直します。見直す内容は、題名、説明文、導入文の三つです。1本あたり30分から1時間ほどで、無理なく続けられます。

見直しの前後を記録する

見直す前の数字(表示回数、クリック数、CTR、順位)と、見直した内容、日付を記録します。1〜2か月後に、数字を比べます。改善した記事の共通点が見つかれば、その型を次の記事にも活かせます。

読者の視点で検索結果を見る

自分の記事の題名と説明文を、検索結果の中に並べて眺めます。数ある結果の中で、自分ならクリックするか、と自問します。しないのであれば、その理由が改善のヒントです。

新しい記事の題名づけに活かす

見直しで得た気づきは、新しい記事を書くときの題名づけに活かします。最初から魅力的な題名をつけられれば、後から直す手間が減ります。題名の案を3つ作ってから選ぶ習慣は、その一歩です。

見直しの優先順位

候補の記事が多いときは、表示回数が多い順に見直します。表示回数が多い記事ほど、クリック率が少し上がっただけで、アクセスの増え方が大きいためです。また、順位が10位以内に入っている記事を優先します。順位が低い記事は、題名だけの改善では効果が限られます。手間と効果のバランスを考えて、順番を決めてください。

表示回数があるということは、検索エンジンが記事を評価し、読者の目に触れる機会を与えているということです。その機会をクリックにつなげる工夫は、記事を一から書き直すよりも小さな労力で済むことが多く、取り組む価値があります。まず1本、題名を見直すところから始めてみてください。

見直しの結果は、すぐに数字に表れないこともあります。2〜4週間を一つの区切りにして、焦らず観察し、次の手を考えてください。うまくいかなかった試みも、記録しておけば、貴重な学びになります。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. Search Console で、表示回数が多く、クリックが少ない記事を5本書き出す
  2. それぞれの平均順位を確認し、順位が低いか高いかで分ける
  3. 順位が高い記事は、題名と説明文を書き直し、順位が低い記事は、リライトの候補リストに入れる

作業を終えたら、2〜4週間後に数字を見て、変化を記録してください。