検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Rewriting

書き直し

タイトルを変えてクリック率を上げる書き直し方

目次
  1. 書き直す記事の見つけ方
  2. クリックされない理由を考える
  3. 書き直しの型
  4. 検索語を前半に出す
  5. 得られるものを示す
  6. 対象や状況を足す
  7. 意図に合わせた型にする
  8. 説明文も書き直す
  9. 書き直すときの注意
  10. 変更後の確認
  11. タイトル変更の例
  12. 変更の効果を判断するときの注意
  13. 検索結果で実際にどう見えるかを確認する
  14. 変更したタイトルを元に戻す判断
  15. 次にやること

表示回数が多いのにクリックされない記事は、タイトルと説明文を書き直すと、クリック率が改善することがあります。検索結果に表示されていても、読者が「自分の疑問に答えてくれそうだ」と感じなければ、クリックされないためです。記事の本文を変えずに試せるため、手軽な改善として取り組みやすい作業です。

ただし、効果は保証できません。クリック率は順位や検索結果の見え方にも左右されるので、変更後の数字を観察しながら進めてください。

書き直す記事の見つけ方

Search Console の検索パフォーマンスで、ページごとの表示回数とクリック率を見ます。次の条件に当てはまる記事が、書き直しの候補です。

  • 表示回数が多い(目安として、他の記事と比べて上位)
  • クリック率が低い(同じくらいの順位の他の記事と比べて低い)
  • 平均順位は、1〜10位のあたり(1ページ目に表示されている)

順位が高いのにクリック率が低い記事は、特に効果が見込めます。同じ順位でも、クリック率は検索語によって大きく違うので、サイト内の他の記事と比べるか、検索語ごとの数字で判断します。

順位が20位以下なら、タイトルより先に、記事の中身の改善を考えます。

クリックされない理由を考える

書き直す前に、なぜクリックされないのかを仮説として考えます。次のような理由が考えられます。

  1. タイトルが長く、検索結果で途中が省略されている
  2. 検索語が前半になく、何の記事かわかりにくい
  3. 検索語の意図と、タイトルの型が合っていない(手順を探す人に、比較のタイトル)
  4. 他の記事と差がなく、選ぶ理由が見えない
  5. タイトルが抽象的で、読んで得られるものが示されていない

実際に検索して、自分の記事が検索結果にどう表示されているかを確認します。上位の記事のタイトルと並べて見ると、どこに差があるかがわかります。

書き直しの型

仮説に応じて、次のように書き直します。

検索語を前半に出す

「知っておきたい、〇〇のやり方」を「〇〇のやり方を手順で解説」に変えます。検索語を先頭近くに置くだけで、何の記事かがすぐに伝わります。

得られるものを示す

「〇〇について」のような曖昧な題名を、「〇〇の方法を3つの手順で整理する」のように、得られるものがわかる形に変えます。

対象や状況を足す

「〇〇のやり方」に「初心者向け」「スマホだけで」など、対象を足すと、読者が自分に向いた記事だと気づきやすくなります。

意図に合わせた型にする

検索結果の上位を見て、手順の記事が多ければ「やり方」、比較の記事が多ければ「違いと選び方」というように、型を合わせます。

説明文も書き直す

説明文(ディスクリプション)は、タイトルの下に表示される文章です。記事の内容を、40〜120字ほどで説明します。検索語を自然に含め、読むと何がわかるかを伝えます。説明文が検索結果にそのまま使われるとは限りませんが、書いておく価値はあります。

書き直すときの注意

次の点に注意します。

  • 内容と合わない、大げさなタイトルにしない。期待外れだと、すぐ離脱される
  • 断定的な言い切りや、簡単さをうたう誇張は使わない
  • 検索語を詰め込みすぎない。不自然なタイトルはクリックされにくい
  • 記事のアドレス(URL)は変えない。変えると、評価が引き継がれなくなる

また、複数の記事のタイトルを同時に大きく変えると、効果の見極めが難しくなります。1回につき数本ずつ変更し、結果を確認します。

変更後の確認

タイトルを変えたら、日付と、変更前のタイトル、変更後のタイトルを記録します。変更前の数字(表示回数、クリック率、平均順位)も、書いておきます。

検索エンジンが新しいタイトルを認識するまでに、数日から数週間かかります。変更から2〜4週間後に、同じ長さの期間を比べて、クリック率の変化を確認します。

クリック率が改善していれば、その型を他の記事にも応用します。改善していなければ、別の案を試します。ただし、頻繁に変えると判断がつかなくなるので、1回変えたら最低1か月は様子を見ます。

タイトル変更の例

具体的な書き直しの例を、いくつか示します。

  • 変更前:「ブログの書き方について」→ 変更後:「ブログ記事の書き方を、構成づくりから手順で解説」
  • 変更前:「知っておきたい検索順位の基本と確認方法についてのまとめ」→ 変更後:「検索順位の確認方法と、見るタイミング」
  • 変更前:「初心者必見!ブログのアクセス解析のやり方」→ 変更後:「ブログのアクセス解析で、最初に見る3つの数字」

変更前のタイトルは、検索語が後ろにあったり、内容が抽象的だったり、大げさな言葉が入っていたりします。変更後は、検索語が前半にあり、何が得られるかが具体的です。

変更の効果を判断するときの注意

クリック率は、タイトル以外の要因でも変わります。順位が上がればクリック率も上がりますし、検索結果の表示に新しい要素が加わると、クリック率が下がることもあります。そのため、タイトルを変えた効果だけを取り出して判断するのは簡単ではありません。

判断のコツは、同じくらいの順位の期間を比べることです。順位が大きく動いた期間は、比較に向きません。また、1つの記事の結果だけでなく、複数の記事で似た傾向があるかを見ると、より確かな判断ができます。

検索結果で実際にどう見えるかを確認する

タイトルを変更したら、数日後に自分の記事を検索して、表示を確認します。想定より短く切れていたり、別のタイトルが表示されていたりすることがあります。検索エンジンは、状況に応じて表示するタイトルを変えることがあるためです。表示が想定と違う場合は、タイトルの冒頭に大事な言葉があるか、見出しとの整合性があるかを確認します。

変更したタイトルを元に戻す判断

タイトルを変えたあとに、クリック率や順位が悪化することもあります。そのときは、元のタイトルに戻す選択肢があります。変更前のタイトルを記録しておけば、いつでも戻せます。悪化が一時的なものか判断するため、最低でも2〜3週間は観察します。それでも改善しなければ、元に戻すか、別の案を試します。

タイトルの書き直しは、小さな作業ですが、積み重ねると、ブログ全体の見え方を整えることにつながります。表示回数が多い記事から順に取り組み、型が合うと分かったものを、新しい記事のタイトルづけにも活かしてください。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. Search Console で、表示回数が多く、クリック率が低い記事を3本選ぶ
  2. それぞれの検索語で検索し、上位記事のタイトルを書き写して見比べる
  3. 3本のタイトル案を、それぞれ2つずつ作る

案ができたら、1番良いと思うものに差し替えて、変更の日付をメモしてください。