検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Rewriting

書き直し

クリック率(CTR)の見方と、低い記事の直し方

目次
  1. CTR の計算と、確認する場所
  2. 順位とCTRの関係
  3. CTR が低い原因の探し方
  4. 題名に問題がある
  5. 説明文に問題がある
  6. 検索意図と合っていない
  7. 競合の見え方が魅力的
  8. 直し方の手順
  9. 変更後の確認と、判断の注意
  10. CTR を見るときの落とし穴
  11. 表示回数が少ない記事の数字
  12. 検索語ごとの違い
  13. 検索結果の見え方の変化
  14. 順位が上がったときの変化
  15. 説明文を書くときのポイント
  16. 次にやること

クリック率(CTR)とは、検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた回数の割合です。クリックが100回、表示が2,000回なら、CTR は5パーセントです。順位が高いのにCTRが低い記事は、題名や説明文が読者の期待に合っていない可能性があります。順位ごとの平均と見比べて、低い記事を見つけ、題名と説明文から直すのが基本の進め方です。

CTR は、記事の中身ではなく、検索結果での見え方を評価する数字です。本文を書き換える前に、まず見直す価値があります。

CTR の計算と、確認する場所

CTR は、次の式で求められます。

クリック数 ÷ 表示回数 × 100(パーセント)

Search Console の検索パフォーマンスで、「平均CTR」を表示する設定にすると、クエリ別、ページ別に確認できます。数字は自動で計算されるので、自分で計算する必要はありません。

確認するときは、期間を十分に長く取ります。表示回数が少ない記事では、1回のクリックで数字が大きく動き、判断を誤りやすくなります。目安として、表示回数が100回以上あるものを対象に見ます。

順位とCTRの関係

CTR は、順位によって大きく変わります。一般に、検索結果の上位ほどクリックされやすく、順位が下がるにつれて、CTR も低くなる傾向があります。

ただし、具体的な数字は、検索語や検索結果の見え方によって大きく違います。広告や質問欄、動画などが検索結果の上部に増えると、自然検索の結果のCTRは下がります。そのため、他のサイトの平均値を目標にするのではなく、自分のブログの中で比較するのが現実的です。

比較のしかたは、次のとおりです。

  1. Search Console で、ページ別の平均順位とCTRを表にする
  2. 同じような順位の記事同士を並べる
  3. 同じ順位帯の中で、CTRが低い記事を探す

たとえば、平均順位が5〜7位あたりの記事が10本あるとき、そのなかでCTRが平均より明らかに低い記事が、改善の候補です。

CTR が低い原因の探し方

CTR が低い記事は、検索結果でどう見えているかを確認します。実際にその検索語で検索し、自分の記事の表示を見て、上位の記事と比べます。

考えられる原因は、次のとおりです。

題名に問題がある

検索語が前半にない、長くて途中で切れている、何が得られるかわからない、といった場合です。

説明文に問題がある

説明文が空欄で、本文の冒頭が自動で表示されている場合、読者の期待に合わない文章が出ていることがあります。

検索意図と合っていない

手順を知りたい人が検索する語なのに、題名が基礎の解説になっているなど、型が合っていない場合です。

競合の見え方が魅力的

上位の記事が、具体的な数字や対象を示しているのに、自分の記事は漠然とした題名だと、選ばれにくくなります。

直し方の手順

原因が推測できたら、次の手順で直します。

  1. 検索語で検索し、上位10件のタイトルと説明文を書き出す
  2. 共通して使われている表現と、独自の表現を整理する
  3. 自分の記事の題名を、検索語を前半に置き、得られるものが伝わる形に書き直す
  4. 説明文を、40〜120字で書く。検索語を自然に含め、記事で何がわかるかを示す
  5. 変更の日付と、変更前後の内容を記録する

タイトルの書き方は、別の記事で詳しく扱っています。

変更後の確認と、判断の注意

変更から2〜4週間後に、同じ長さの期間を比べて、CTRの変化を確認します。ただし、次の点に注意します。

  • 順位が大きく変わっていると、CTRの変化が、タイトルの効果とは言い切れない
  • 季節や話題の影響で、検索する人の層が変わることがある
  • 表示回数が少ないと、数字の揺れが大きい

1回の変更で判断せず、複数の記事で傾向を見ます。同じ型の書き換えで、複数の記事のCTRが改善していれば、その型が有効な可能性が高いと言えます。

CTR を見るときの落とし穴

CTR の数字を見るときに、判断を誤りやすい点があります。

表示回数が少ない記事の数字

表示回数が20回で、クリックが1回なら、CTR は5パーセントです。しかし、クリックが0回なら0パーセントで、2回なら10パーセントになります。数字が大きく動くので、表示回数が少ないうちは、CTR で判断しません。

検索語ごとの違い

同じ記事でも、検索語によって、CTR は大きく違います。指名検索のように、すでにサイトを知っている人が検索する語は、CTR が高くなります。一般的な語では、低くなります。ページ全体の平均だけでなく、主要な検索語ごとに見るほうが、実態をつかめます。

検索結果の見え方の変化

検索結果には、広告、質問欄、画像、動画など、さまざまな要素が表示されます。これらが増えると、自然検索の結果のクリック率は下がることがあります。自分の記事に問題がなくても、CTR が下がる場合があるのです。検索結果の見え方を、定期的に自分の目で確かめる習慣が役立ちます。

順位が上がったときの変化

順位が上がると、CTR は一般に上がりますが、上がった順位に応じて、他の記事との競争の相手も変わります。順位が上がった結果、CTR が思ったほど伸びないこともあります。順位の変化と、CTR の変化を、一緒に見て判断してください。

説明文を書くときのポイント

説明文は、題名の次に読まれる文章です。40〜120字ほどで、記事を読むと何がわかるかを、具体的に書きます。検索語を自然に含めると、検索結果で強調表示され、目に留まりやすくなります。

避けたい書き方は、題名の言い直しだけの説明文、記事の内容と関係のない宣伝文句、大げさな言い切りです。「手順を3つに分けて、表で確認できる」のように、記事の特徴を具体的に示すと、読者が選びやすくなります。説明文が検索結果にそのまま使われないこともありますが、書いておくことで、使われる可能性が高まります。

CTR の改善は、ブログ運営の中でも、結果が数字に表れやすい作業の一つです。題名と説明文の書き直しは、本文の書き直しより短い時間で済みます。月に数本ずつ、地道に続けてください。うまくいった型は記録しておくと、新しい記事にも使えます。

検索結果の見え方は、読者が最初に出会う記事の顔です。題名と説明文を整えることは、読者への最初の挨拶を整える作業だと考えると、丁寧に取り組む気持ちが持てます。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. Search Console で、ページ別の表示回数、クリック数、CTR、平均順位を表示する
  2. 表示回数100回以上で、順位がほぼ同じ記事の中から、CTRが低いものを3本選ぶ
  3. それぞれの題名案と説明文案を作る

案ができたら、順番に差し替えて、結果を観察してください。