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直帰率の意味とGA4での見方

目次
  1. 直帰率の基本的な意味
  2. GA4 での直帰率の扱い
  3. 直帰率の確認のしかた
  4. 数字の読み方
  5. 平均エンゲージメント時間と合わせる
  6. 流入経路と合わせる
  7. 記事の目的と合わせる
  8. 改善を考えるべき場合
  9. 直帰率を使った改善の考え方
  10. 流入経路ごとに見る
  11. 端末ごとに見る
  12. 記事の種類ごとに見る
  13. 数字に振り回されない
  14. 古い数字と比べないための注意
  15. 次にやること

直帰率とは、サイトに訪れた人のうち、1ページだけを見て離れた訪問の割合のことです。ブログでは、直帰率が高いことがそのまま悪いとは限りません。検索で疑問を解決した読者が、記事を読んですぐに離れるのは、自然な行動だからです。数字の高さではなく、読者の疑問が解決しているかを基準に考えます。

また、GA4 では、直帰率の扱いが以前のバージョンと変わっています。見方を整理しておきましょう。

直帰率の基本的な意味

以前のバージョンのアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)では、直帰率は「1ページだけ見てサイトを離れたセッションの割合」でした。ページを表示して、何もせずに離れれば、直帰とカウントされました。

たとえば、検索から記事に来て、内容を10分かけて読み、満足して離れた場合も、他のページを見ていなければ、直帰です。つまり、直帰率は、読者が満足したかどうかを直接示す数字ではありません。

直帰率が高くなりやすいのは、次のような記事です。

  • 疑問に短く答える記事
  • 特定の語の意味を調べる記事
  • 手順を見て、すぐ実行に移る記事

反対に、複数の記事を読み進めてほしい入口の記事や、サービスの紹介ページでは、直帰率が低いほうが望ましいことがあります。

GA4 での直帰率の扱い

GA4 では、中心になる指標が「エンゲージメント率」です。エンゲージメントのあったセッションとは、次のいずれかを満たすものです。

  • 10秒(初期設定の場合)以上、サイトが表示されていた
  • コンバージョンイベントが発生した
  • 2ページ以上を閲覧した

直帰率は、「エンゲージメントのなかったセッションの割合」として定義されています。つまり、直帰率=1−エンゲージメント率です。

以前のバージョンとは定義が違うため、過去の数字と単純に比べることはできません。GA4 での数字は、GA4 のなかだけで比較します。

直帰率の確認のしかた

GA4 で直帰率を見る手順は、次のとおりです。

  1. 「レポート」の「エンゲージメント」から「ページとスクリーン」を開く
  2. 表の列を編集して、「直帰率」を追加する(初期状態では表示されていないことがある)
  3. 記事ごとの直帰率を確認する

画面や項目名は、更新で変わることがあるため、見つからない場合は、公式のヘルプで最新の手順を確認してください。

数字の読み方

直帰率の高さだけで、良し悪しを判断しないために、他の数字とあわせて見ます。

平均エンゲージメント時間と合わせる

直帰率が高くても、平均エンゲージメント時間が十分に長ければ、記事はしっかり読まれています。記事の文字数に見合った時間かを確認します。3,000字の記事で、エンゲージメント時間が10秒程度なら、読まれていない可能性が高いです。

流入経路と合わせる

検索から来た人と、SNSから来た人では、行動が違います。経路ごとに見ると、どの層で直帰が多いかがわかります。

記事の目的と合わせる

その記事に何を期待しているかを考えます。疑問に答えて完結する記事なら、直帰率が高くて構いません。他の記事へ誘導したい記事なら、直帰率の改善を考える価値があります。

改善を考えるべき場合

次のような場合は、記事の見直しを検討します。

  • 直帰率が高く、エンゲージメント時間も極端に短い
  • 検索から来た人の離脱が早く、導入文が読者の期待と合っていない可能性がある
  • 続きを読んでほしい記事なのに、他の記事への案内がない

改善の方法には、次のようなものがあります。

  1. 導入文で、読者の疑問に直接答える
  2. 見出しを整理し、読みたい箇所を見つけやすくする
  3. 記事の最後に、関連する記事への案内を置く
  4. 表示速度を改善する

ただし、直帰率を下げること自体を目的にして、不必要にリンクを増やしたり、読者を引き止めようとしたりするのは避けます。読者の役に立つことが、最優先です。

直帰率を使った改善の考え方

直帰率の数字を、改善にどう使うかを、具体的に考えます。

流入経路ごとに見る

検索から来た人、SNS から来た人、他のサイトから来た人で、直帰率は大きく違うことがあります。検索から来た人の直帰率が高いなら、検索語と記事の内容のずれを疑います。SNS から来た人の直帰率が高いのは、気軽に覗いただけの人が多いためで、自然なことが多いでしょう。

端末ごとに見る

スマホとパソコンで、直帰率が違うこともあります。スマホの直帰率だけが高いなら、表示が遅い、文字が小さい、広告が邪魔をしているなど、スマホでの見え方に問題があるかもしれません。実際にスマホで記事を開いて、確認します。

記事の種類ごとに見る

用語の解説記事と、手順の記事では、直帰率の標準的な水準が違います。同じ種類の記事同士で比べると、特に高い記事、特に低い記事が見えてきます。

数字に振り回されない

直帰率は、ブログ運営でよく話題になる数字ですが、改善のために無理をするのは禁物です。たとえば、読者を引き止めるために、記事の途中に関係のないリンクを入れたり、続きを小分けにして複数ページに分けたりするのは、読者の利益になりません。記事が疑問に的確に答えているかどうかを、最優先に考えてください。

古い数字と比べないための注意

ユニバーサルアナリティクスを使っていた人が、GA4 に移行すると、直帰率の数字が大きく違って見えることがあります。定義が違うので、過去の数字と並べて、良くなった、悪くなったと判断してはいけません。GA4 に移行した日を境に、数字の意味が変わったと考え、GA4 に切り替えてからの数字だけで、比較してください。

また、他のブログや企業の公開している平均の数字を見ても、計測の設定や定義が違うため、そのまま比べることはできません。自分のブログの中で、記事同士、月同士を比べるのが基本です。

直帰率は、数字の名前が与える印象ほど、悪い指標ではありません。読者が一つの記事で満足して帰るなら、それはブログとして十分に役目を果たしています。数字の裏にいる読者の行動を想像しながら、見直す記事を選んでください。迷ったときは、記事を一度スマホで読み直して、自分が読者なら次にどうするかを考えると、改善の方向が見えてきます。

数字を見る目的は、読者の疑問が解決されているかを推測することです。記事ごとに目的を決め、その目的に合った指標を選んで見ると、数字の意味が理解しやすくなります。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. GA4 の「ページとスクリーン」に、直帰率の列を追加する
  2. 表示回数の多い記事5本について、直帰率とエンゲージメント時間をメモする
  3. 直帰率が高く、エンゲージメント時間が短い記事があれば、導入文を読み直す

数字は、月ごとの変化を追うと、傾向が見えてきます。