検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Structure

記事の構成

内部リンクの貼り方と、増やしすぎない基準

目次
  1. 内部リンクの役割
  2. リンクを貼る場所
  3. 本文中の文脈に沿って
  4. 記事の最後の章
  5. 関連記事の一覧
  6. アンカーテキストの書き方
  7. 数の基準と、貼りすぎのリスク
  8. 親子関係でリンクを整理する
  9. リンク切れの確認
  10. 内部リンクを設計するときの実践例
  11. 孤立した記事を見つける
  12. 古い記事から、新しい記事へ案内する
  13. 内部リンクを貼る作業の習慣化
  14. 次にやること

内部リンクとは、同じブログ内の別の記事へ飛ぶリンクのことです。読者が次に知りたいことへ案内する役割と、検索エンジンにブログ内の記事のつながりを伝える役割があります。関連性の高い記事同士を、読者が必要とする場所で結ぶのが基本です。

リンクは多ければよいわけではありません。数を増やしすぎると、読者の注意が散り、かえって読まれにくくなります。この記事では、貼る場所、書き方、数の基準を整理します。

内部リンクの役割

内部リンクには、次の働きがあります。

  • 読者が、関連する記事に移動しやすくなる
  • 読者が、ブログ内で長く回遊しやすくなる
  • 検索エンジンが、記事同士の関係や、重要な記事を把握しやすくなる
  • 新しい記事を、検索エンジンに見つけてもらう手がかりになる

特に新しい記事は、他のページからリンクされていないと、検索エンジンに見つかるまで時間がかかることがあります。公開後に、すでにある関連記事からリンクを貼ると、発見されやすくなります。

リンクを貼る場所

内部リンクを置く場所は、おもに3つあります。

本文中の文脈に沿って

説明の途中で、「この点は別の記事で詳しく扱っています」と案内する形です。読者が疑問を抱くタイミングで、すぐに答えへたどり着けます。最も自然で、クリックされやすい場所です。

記事の最後の章

読み終えた読者に、次に読むとよい記事を2〜3本案内します。記事で扱った内容の発展や、関連する疑問の記事が適しています。

関連記事の一覧

ブログのシステムによっては、記事の下に関連記事を自動で表示できます。ただし、自動の表示は関連性が薄くなることがあるため、手動で選んだリンクと併用するのが望ましいでしょう。

アンカーテキストの書き方

アンカーテキストとは、リンクが設定された文字のことです。何の記事に飛ぶのかが、文字を見ただけでわかるように書きます。

悪い例は、「詳しくはこちら」「こちらをクリック」のような、行き先が読み取れない書き方です。読者にも検索エンジンにも、リンク先の内容が伝わりません。

よい例は、「見出しのつけ方」「Search Console の使い方」のように、リンク先の話題を示す言葉です。文章の流れに自然になじむように、一文の中に組み込みます。

同じ記事に、いつも同じ文字でリンクを貼る必要はありません。ただ、リンク先の内容と関係のない言葉をアンカーテキストにするのは避けます。

数の基準と、貼りすぎのリスク

内部リンクの数に、決まった正解はありません。目安として、本文3,000字の記事で、本文中のリンクは3〜6本ほどに収めると、読みやすさを保てます。

貼りすぎると、次のような問題が起きます。

  • 読者が、どのリンクをクリックすべきか迷う
  • 本文が読みづらくなり、離脱につながる
  • 関連性の弱いリンクが増え、案内としての価値が下がる

数を決めるより、リンク先が「読者が次に知りたい内容か」を基準にします。関連が薄いなら、貼らない判断も大切です。

親子関係でリンクを整理する

ブログが育つと、記事が増えて、リンクの設計が難しくなります。そこで、親記事と子記事という考え方で整理します。

親記事は、テーマ全体を広く扱う記事です。子記事は、その中の個別のトピックを深く扱う記事です。たとえば、「ブログのリライト」を親記事とし、「リライトの優先順位」「リライトの頻度」を子記事とします。

親記事から子記事へ、子記事から親記事へ、双方向にリンクを貼ります。これで、読者は全体と細部を行き来でき、検索エンジンも記事の関係を把握しやすくなります。

リンク切れの確認

記事の削除や、アドレスの変更があると、内部リンクが切れて、エラー画面が表示されます。読者の信頼を損ない、検索エンジンからの評価にも影響する可能性があります。

月に一度、またはリライトの際に、リンクが生きているかを確認します。リンクの確認を助けるプラグインや、無料の確認ツールもありますが、使うときは、機能や安全性を確認してから導入してください。記事を削除・統合するときは、元のアドレスから新しい記事へ転送する設定をしておきます。

内部リンクを設計するときの実践例

実際に内部リンクを設計する流れを、例で示します。新しく「リライトの頻度」の記事を公開したとします。

まず、関連する既存の記事を探します。「リライトのやり方」「リライトする記事の選び方」「古い記事の更新」の3本が見つかったとします。

次に、新しい記事の本文中で、この3本へ文脈に沿ってリンクを貼ります。たとえば、頻度を決める際に、記事を選ぶ基準が必要だと書いた箇所から、「リライトする記事の選び方」へ案内します。

そして、3本の既存記事からも、新しい記事へリンクを貼ります。リライトの手順の記事の最後に、「どのくらいの頻度で行うかは、頻度の記事で整理しています」と一文を足します。

この作業を、記事を公開するたびに行うと、記事同士が自然につながっていきます。

孤立した記事を見つける

どこからもリンクされていない記事を、孤立した記事と呼びます。孤立した記事は、読者にも検索エンジンにも見つかりにくくなります。ブログの記事一覧を見ながら、リンクが少ない記事を探し、関連する記事からのリンクを足します。

古い記事から、新しい記事へ案内する

公開から時間がたった記事は、すでに検索結果で一定の評価を得ていることがあります。そうした記事から新しい記事へリンクを貼ると、新しい記事への訪問が増えやすくなります。新しい記事を公開したら、古い記事の中で関連する箇所を探して、リンクを一本足す習慣をつけると、ブログ全体の効率が高まります。

内部リンクを貼る作業の習慣化

内部リンクは、一度貼って終わりではありません。記事が増えるたびに、関連する記事との間で、新しいリンクの機会が生まれます。

おすすめの習慣は、新しい記事を公開するたびに、次の3つの作業をすることです。1つ目は、新しい記事の本文から、関連する過去記事へのリンクを2〜3本貼ること。2つ目は、過去記事の中から、新しい記事に関連する箇所を探して、リンクを1〜2本足すこと。3つ目は、記事一覧の中で、リンクが少ない記事がないかを軽く確認することです。

この作業は、1本の記事につき15分ほどで終わります。公開直後に行うと、忘れずに済みます。月に1回、リンクの全体を見直す時間を設けると、さらに整理されます。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. 最近公開した記事を1本選び、関連する過去の記事を2本探す
  2. 本文中に、文脈に沿った内部リンクを貼る
  3. その2本の過去の記事からも、新しい記事へのリンクを1本ずつ貼る

この作業を新しい記事ごとにくり返すと、ブログ内の記事が、少しずつ網の目のようにつながっていきます。