検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Structure

記事の構成

PREP法をブログ記事で使う方法と注意点

目次
  1. PREP法の4つの要素
  2. 記事全体に当てはめる
  3. 段落ごとに当てはめる
  4. 長い説明には、見出しを足す
  5. PREP法が向いている記事、向かない記事
  6. 型にはまりすぎないための注意点
  7. ブログ記事の具体的な書き換え例
  8. 理由が複数あるときの書き方
  9. 結論が条件つきのとき
  10. 慣れるための練習
  11. PREP法と他の型の使い分け
  12. 次にやること

PREP法とは、結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)の順で文章を組み立てる型です。ブログ記事では、読者の疑問に先に答えて、そのあとで理由と具体例を示す流れに当てはまります。検索から来る読者は答えを探しているため、この型は相性がよいと言えます。

ただし、型はあくまで補助です。全部の段落に機械的に当てはめると、同じ調子が続いて、かえって読みにくくなります。使いどころを選ぶことが大切です。

PREP法の4つの要素

それぞれの役割を整理します。

  • 結論(Point):読者の疑問への、一番短い答え
  • 理由(Reason):その結論になる理由や根拠
  • 具体例(Example):理由を裏づける例や手順、数字
  • 結論(Point):もう一度、結論または次の行動

たとえば、「ブログの導入文は、最初の2文で答える」という結論に対して、理由は「検索から来る読者は、答えを探しているため」です。具体例として、「リライトのやり方を知りたい読者には、冒頭で手順の全体像を一文で示す」のような書き方を示します。最後に、「導入文を見直すなら、まず最初の2文を答えに置き換える」と結論に戻ります。

記事全体に当てはめる

記事全体の流れとしては、次のように対応させます。

  1. 導入文:読者の疑問に対する結論を示す
  2. 本文の各章:結論の理由と、具体的な手順や例を説明する
  3. 最後の章:結論を言い直すのではなく、次にやることを示す

最後の章は、本来の PREP 法では結論をくり返しますが、ブログ記事では、同じ内容を言い直すと冗長になります。読者が次に取れる行動を書くことで、結論の再確認と、読み終えたあとの道筋を同時に示せます。

段落ごとに当てはめる

段落単位でも、PREP法は使えます。一つの段落を、次のように組み立てます。

  • 1文目:その段落の主張(結論)
  • 2文目:理由
  • 3文目:例や補足

ブログの段落は1〜3文が読みやすいので、3文でちょうど収まります。1文目に結論を置くと、読者は段落の最初だけを拾い読みしても、記事の要点をつかめます。

長い説明には、見出しを足す

PREP法で書くと、一つの結論に対して理由や例が長くなることがあります。その場合は、理由ごとに見出しを分けるか、箇条書きにして整理します。段落が5文を超えるなら、分け時です。

PREP法が向いている記事、向かない記事

PREP法が向いているのは、次のような記事です。

  • 疑問に答える記事
  • 手順や方法を説明する記事
  • 選び方の基準を示す記事

読者が答えを求めている記事ほど、結論を先に示すこの型が合います。

一方、向かない場面もあります。体験を時系列で語る記事や、読者の気持ちに寄り添いながら進める記事では、結論を先に言うと、流れが不自然になることがあります。そうした記事では、時間の順に書くほうが読み進めやすくなります。

型にはまりすぎないための注意点

PREP法を使うときに、気をつけたいことが3つあります。

  1. すべての段落を同じ順番で書かない。調子が単調になり、読みにくくなる
  2. 理由が弱いのに、結論だけを強く言い切らない。根拠が確かめられないことは書かない
  3. 具体例を作らない。架空の事例や数字を入れず、手順や一般的な状況の説明にとどめる

特に3つ目は大切です。具体例を求められると、つい「ある人が〜」と作り話を書きたくなりますが、実際にあった事例でないものは書かないのが原則です。具体例は、手順の実演や、誰にでも当てはまる状況の説明で代用できます。

ブログ記事の具体的な書き換え例

PREP法を使わない文章と、使った文章を比べてみます。

使わない例:「ブログを始めて何か月かたつと、アクセスの状況が気になってきます。いろいろな方法がありますが、Search Console というツールを使うと、検索から来た人の様子がわかります。無料で使えるので、導入しやすいです。」

使った例:「アクセスの確認には、無料で使える Search Console が向いています。どの検索語で表示され、何回クリックされたかを確認できるためです。たとえば、表示回数が多いのにクリックが少ない記事は、題名の見直しを検討する目安になります。」

後者は、1文目で答えを示し、2文目で理由を、3文目で具体的な活用例を示しています。読者は、最初の一文だけで要点をつかめます。

理由が複数あるときの書き方

理由が複数ある場合は、「理由は2つあります」と数を先に示し、箇条書きや見出しで分けます。数を先に示すと、読者は全体の分量を把握でき、読み進めやすくなります。

結論が条件つきのとき

結論が「場合による」ときは、条件を結論の中に含めます。「記事数が少ないうちは、週1本の更新が現実的です」のように、条件と答えをセットで一文に収めます。条件を後ろの段落に回すと、結論が曖昧に受け取られます。

慣れるための練習

PREP法に慣れるには、既存の記事の段落を見直すのが効果的です。各段落の最初の文を抜き出して、並べて読んでみます。それだけで記事の要点がわかれば、段落が結論から始まっています。わからなければ、書き換えの候補です。

PREP法と他の型の使い分け

PREP法のほかにも、文章の型はいくつかあります。目的に応じて使い分けると、記事に変化が出ます。

  • 時系列の型:出来事や手順を、時間の順に並べる。体験の流れを説明するときに向く
  • 比較の型:二つ以上の選択肢を、同じ観点で並べる。選び方の記事に向く
  • 問題解決の型:悩み、原因、対処の順に並べる。トラブル対応の記事に向く
  • 結論後置の型:状況を先に説明し、最後に結論を示す。読者が背景を知りたい記事に向く

ブログの記事は、全体では PREP 法、手順の部分は時系列の型、選択肢の部分は比較の型、というように、一つの記事の中で複数の型を組み合わせることもあります。型を使うことが目的ではなく、読者が内容を理解しやすくなることが目的です。迷ったときは、読者が最も知りたいことを先に書くという原則に戻ります。

PREP法を身につけるには、他の人の記事を読むときにも型を意識するのが効果的です。見出しごとに、最初の一文が結論になっているかを見ると、読みやすい記事とそうでない記事の違いがわかります。気づいた書き方は、自分の記事に取り入れてみてください。ただし、文章をそのまま写すのではなく、型だけを参考にします。

次にやること

今日、次の作業を試してください。

  1. 公開済みの記事を1本選び、導入文が PREP 法の結論になっているか確認する
  2. 各章の最初の文が、その章の結論になっているか見る
  3. なっていない章は、最初の文を結論に書き換える

書き換えるだけで、記事の読みやすさが変わることがあります。新しい記事を書くときは、構成を作る段階で、各章の最初の一文に結論を書いておくと、本文もスムーズに進みます。