検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Keywords

キーワード選び

サジェストキーワードの集め方と記事ネタへの変え方

目次
  1. サジェストが記事ネタに向いている理由
  2. 集め方の基本
  3. 質問形式の候補を探す
  4. 集めた候補を整理する
  5. 候補を使うときの注意点
  6. 集めた候補を、実際の記事にする流れ
  7. 候補を定期的に見直す
  8. サジェストだけに頼らない
  9. 候補を記事ごとに記録しておく
  10. 複数の語を組み合わせて広げる
  11. 次にやること

サジェストキーワードとは、Google などの検索窓に語を入力したときに、続きの候補として表示される言葉のことです。多くの人が実際に検索している組み合わせが出るため、記事のネタ探しに役立ちます。無料で、ブラウザだけあれば集められます。

ここでは、集め方、整理の仕方、記事の題材に変えるまでの流れを説明します。

サジェストが記事ネタに向いている理由

自分で考えたキーワードは、書き手の都合に偏りがちです。専門用語を使ってしまったり、読者がふだん使わない言い回しを選んでしまったりします。

サジェストは、検索した人の実際の入力にもとづいて出る候補なので、読者が使っている言葉に近いものが並びます。たとえば「ブログ」と入力して出る「ブログ 始め方 無料」「ブログ 稼ぐ 仕組み」といった候補は、そのまま読者の悩みの形を示しています。

もう一つの利点は、検索ボリュームの調査ツールに出てこない細かい言葉が見つかることです。ツールが拾わない小さな需要が、サジェストには出ていることがあります。

集め方の基本

最も簡単な方法は、検索窓に語を入れて、出てくる候補をメモすることです。次の手順にすると、より多くの候補が集まります。

  1. メインの語を入力し、続けて半角スペースを入れる。出てきた候補をメモする
  2. スペースのあとに「あ」「い」「う」と、五十音を一文字ずつ足して候補を見る
  3. 「a」から「z」までのアルファベットも試す
  4. 語の前にも一文字を足して、前に付く言葉を探す

作業は多いですが、1つの語につき、30分ほどで50個ほどの候補が集まります。パソコンのブラウザを使うほうが、候補が見やすくなります。

ブラウザにログインしていると、自分の検索履歴が候補に影響することがあります。偏りを避けたいときは、シークレットウィンドウで試すと、履歴の影響を減らせます。

質問形式の候補を探す

候補の中でも、「〜とは」「〜 やり方」「〜 なぜ」「〜 どれくらい」など、疑問のかたちで終わるものは、記事にしやすい題材です。読者の問いがはっきりしているからです。

検索語に疑問の言葉を足して試す方法もあります。

  • 「ブログ リライト いつ」
  • 「ブログ リライト どれくらい」
  • 「ブログ リライト 意味ない」

否定的な言葉を足すと、読者が抱えている不安や誤解が出てきます。「意味ない」「やめた」「失敗」といった語は、書き手が避けたくなる内容ですが、読者にとっては大事な疑問なので、丁寧に答えると信頼されやすい記事になります。

集めた候補を整理する

候補が集まったら、表計算ソフトに貼り付けて整理します。列は次のようにします。

  • 候補の語
  • 読者の状況(初心者、経験者、仕事での利用など)
  • 記事の型(手順、比較、意味の解説、失敗例など)
  • 優先度(高、中、低)

読者の状況と記事の型を一言ずつ書き込むと、似た候補が見えてきます。同じ状況で同じ型になる候補は、1本の記事にまとめられる可能性があります。

反対に、状況が違うのに言葉が似ているだけの候補は、別々の記事にします。見た目の類似に引きずられず、読者が何を知りたいかで分けるのがコツです。

候補を使うときの注意点

サジェストには、次のような点で気をつけます。

  • 時期によって変わるため、一度集めたら終わりにせず、数か月おきに見直す
  • 話題になった一時的な言葉が混ざることがあるので、継続して需要があるかを確認する
  • 人名や固有名詞が含まれる候補は、扱いに配慮し、必要がなければ避ける

また、サジェストに出ていても、検索結果を開いたら自分のブログの対象とはまったく違う内容が並ぶこともあります。候補を記事にする前に、検索して上位を確認する習慣をつけてください。

集めた候補を、実際の記事にする流れ

候補を表にまとめたら、1つ選んで記事にする流れを試します。例として、「ブログ リライト 意味ない」という候補を取り上げます。

まず、この言葉で検索して、上位の記事を5本ほど開きます。「意味がない」と断言する記事は少なく、「効果が出るリライトと出ないリライト」を説明する記事が多いことがわかったとします。これが、この言葉の検索意図です。読者は「やっても無駄かもしれない」と不安に思いながら、判断材料を探しています。

次に、記事の方向を決めます。「リライトが効果につながらないのは、こんな場合」「効果が見込めるのは、こんな場合」の2つを軸にすれば、読者の不安に直接答える構成になります。冒頭では、「リライトは、直す記事と直し方を間違えると、効果が出にくくなります」のように、先に答えを示します。

最後に、題名を決めます。「ブログのリライトは意味ない?効果が出ない原因と見直し方」のように、疑問を題名に入れます。こうして、サジェストの一語から、記事の骨組みまでたどり着けます。

候補を定期的に見直す

サジェストは、時間とともに変わります。新しい用語が出てきたり、ブームが去ったりして、候補の顔ぶれは入れ替わります。

3か月に一度、主要な語で候補を取り直して、前回の表と比べます。新しく出てきた候補は、ネタの追加分になります。消えた候補は、需要が減ったか、別の言い回しに移った可能性があります。

見直しの時間は、全体で1時間もかかりません。定期的にやっておけば、ネタが尽きたと感じる場面が減ります。

サジェストだけに頼らない

サジェストは便利ですが、検索窓に出る候補は、あくまで一部の言葉です。ほかの調べ方と組み合わせると、見落としが減ります。

  • 質問サイトや SNS で、同じテーマの質問がどう書かれているかを見る
  • 書店の本の目次や、Amazon の関連書籍の題名を見る
  • 自分のブログに届いたコメントや質問を、記事のネタとして記録する

どれも、読者が使う生の言葉に出会える場所です。サジェストで見つけた語と照らし合わせると、読者の悩みの全体像がつかみやすくなります。

候補を記事ごとに記録しておく

どの候補をどの記事で使ったかを、表に残しておきます。同じ候補を二度使ってしまう失敗を防げますし、未使用の候補が一目でわかるため、次に書く記事を選ぶ時間が短くなります。

複数の語を組み合わせて広げる

メインの語だけでなく、関連する語を組み合わせると、候補の幅が広がります。たとえば「ブログ」と「リライト」「アクセス」「収益」を、それぞれ別に検索して候補を集め、共通して出てくる言葉に印をつけます。複数の語に出てくる言葉は、テーマの中心に近く、読者の関心が集まっている可能性があります。逆に、1つの語にしか出てこない言葉は、特定の状況に限った悩みです。どちらも記事の題材になりますが、前者は基本の記事、後者は個別の記事として扱うと、役割を分けやすくなります。

次にやること

今日の作業として、次の流れを試してください。

  1. ブログの中心となる語を1つ選び、五十音を足して候補を30個集める
  2. 疑問形の候補を5つ選ぶ
  3. 5つのうち、自分が一番答えやすい1つを決めて、検索結果の上位を見る

1つ決まれば、その語で記事の構成づくりに進めます。サジェストは何度でも集め直せるので、気軽に試してみてください。