検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Rewriting

書き直し

リライトする記事の選び方と優先順位のつけ方

目次
  1. 判断に使う3つの数字
  2. 優先度が高い記事の4つのタイプ
  3. タイプ1 順位が8〜20位で、表示回数が多い記事
  4. タイプ2 表示回数は多いのに、クリック率が低い記事
  5. タイプ3 以前は順位が高かったのに、下がってきた記事
  6. タイプ4 想定していない検索語で表示されている記事
  7. 後回しにしてよい記事
  8. 優先順位の決め方
  9. 直す記事の数は絞る
  10. 数字だけで判断しない
  11. 実際の判断の例
  12. 優先順位は定期的に見直す
  13. 時間がないときの考え方
  14. リライトの効果を見込みにくいケース
  15. 数字がまだ少ないブログの場合
  16. 次にやること

リライトする記事は、Search Console の表示回数、クリック率、平均順位の3つの数字を見て選びます。効果が出やすいのは、表示回数が多く、平均順位が8〜20位あたりにある記事です。少し直すだけで1ページ目に入る可能性があり、手間に対して得られる変化が大きいからです。

記事が増えるほど、どれから直すべきか迷います。優先順位を決める基準を持っておくと、限られた時間を有効に使えます。

判断に使う3つの数字

Search Console の検索パフォーマンスで、ページごとに次の数字を確認できます。

  • 表示回数:検索結果に表示された回数。需要の大きさを示す
  • クリック率:表示された回数に対するクリックの割合。題名や説明文の魅力を示す
  • 平均順位:検索結果での平均的な位置。内容の評価の目安になる

この3つを組み合わせて、記事の状態を判断します。1つの数字だけで決めないことが大切です。たとえば、表示回数が多くても順位が1位に近ければ、すでに十分な位置にいるので、優先度は下がります。

優先度が高い記事の4つのタイプ

タイプ1 順位が8〜20位で、表示回数が多い記事

検索結果の1ページ目の下位、または2ページ目の上位にいる記事です。需要はあるのに、読者の目に十分触れていない状態です。内容を深めたり、題名を見直したりすることで、1ページ目に入れる可能性があります。最も優先度が高いタイプです。

タイプ2 表示回数は多いのに、クリック率が低い記事

検索結果には表示されているのに、クリックされていない記事です。題名や説明文が、読者の期待と合っていない可能性があります。本文を大きく変えなくても、題名の書き直しで改善する場合があります。

タイプ3 以前は順位が高かったのに、下がってきた記事

競合が新しい記事を出したか、自分の記事の情報が古くなった可能性があります。最新の情報への更新と、不足している内容の追加で、回復を狙います。

タイプ4 想定していない検索語で表示されている記事

記事の本来の狙いとは別の言葉で表示されている場合、その言葉に答える内容を足すことで、新しい流入を得られることがあります。ただし、記事の主題からずれない範囲にとどめます。

後回しにしてよい記事

すべての記事を直す必要はありません。次のような記事は、優先度を下げます。

  • 公開から1〜2か月以内の記事(評価が定まっていない)
  • すでに1〜3位にいて、クリックも十分にある記事
  • 表示回数がほとんどなく、検索の需要自体が小さい記事
  • 季節の話題で、時期が過ぎている記事(次の時期の前に直す)

表示回数がほとんどない記事は、リライトより、統合や削除を検討したほうがよい場合もあります。それについては、別の記事で扱っています。

優先順位の決め方

候補の記事が10本以上あるときは、次の簡単な表で整理します。

  1. 記事ごとに、表示回数、クリック率、平均順位を書き出す
  2. 上の4つのタイプのどれに当てはまるかを書く
  3. 直す手間(小:題名だけ、中:見出しの追加、大:全面的な書き直し)を書く
  4. 効果が大きく、手間が小さいものから順に並べる

手間が小さいのに効果が見込める記事から着手すると、早く手応えが得られ、作業を続けやすくなります。

直す記事の数は絞る

一度に直す記事を増やすと、効果の確認が難しくなります。月に3〜5本を目安に絞り、結果を確かめながら進めます。直した記事は、1〜2か月は再度手を入れず、観察します。

数字だけで判断しない

数字は目安であり、最終的には、記事の内容を読んで判断します。数字が良くても、内容が古く、読者に誤解を与えるおそれがある記事は、すぐに直します。特に、料金や制度、ツールの操作画面を扱う記事は、変化が早いため、数字に関わらず定期的に確認します。

実際の判断の例

例として、次のような3本の記事があったとします。

  • 記事A:表示回数が多く、平均順位が12位、クリック率は低い
  • 記事B:表示回数が少なく、平均順位が3位、クリック率は高い
  • 記事C:表示回数が中程度で、平均順位が25位、クリック率はほぼゼロ

記事Aは、1ページ目に入る可能性があり、題名も見直せるので、最優先です。記事Bは、すでに良好な状態で、需要も小さいため、後回しにします。記事Cは、順位が低いため、リライトで上げるには大きな変更が必要です。内容の浅さが原因の可能性があるので、本格的な書き直しか、他の記事との統合を検討します。

このように、数字の組み合わせから、取るべき行動が見えてきます。

優先順位は定期的に見直す

優先順位は、一度決めたら終わりではありません。リライトを進めるうちに、数字が変わっていきます。月に一度、数字を確認し直して、新しく優先度が上がった記事がないかを見ます。公開から時間がたって、評価が出てきた記事は、あらためて候補に入ります。

時間がないときの考え方

時間が限られているときは、題名と導入文の見直しだけでも、効果が出ることがあります。本文全体を書き直す大きなリライトよりも、小さな直しを多くの記事に行うほうが、ブログ全体の底上げになる場合があります。自分の状況に合わせて、直す深さを調整してください。

リライトの効果を見込みにくいケース

次のようなケースでは、リライトで順位を上げるのは難しいことがあります。上位がすべて公的機関や大手メディアで占められている語、検索結果の上に広告や特別な表示が多く、記事のクリックが少ない語、そして需要自体が小さくなっている語です。こうした語の記事は、リライトに時間をかけるより、別の語で新しい記事を書くほうが、成果につながりやすくなります。優先順位を決めるときは、リライトだけでなく、新しい記事を書く選択肢も同時に比べて判断してください。

数字がまだ少ないブログの場合

公開して間もないブログは、Search Console のデータが少なく、判断材料が乏しいことがあります。その場合は、記事数が20本ほどにそろうまで、新しい記事の公開を優先し、リライトは少数に限ります。データが貯まってから、本格的に優先順位をつけるほうが、判断の精度が上がります。

優先順位をつける作業そのものに時間をかけすぎないでください。迷ったら、表示回数が多く、順位が10位前後の記事を選べば、大きく外れません。まず1本直して、結果を見ながら基準を調整していくほうが、早く学べます。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. Search Console で、ページごとの数字を表示し、上位30本を表計算ソフトに書き出す
  2. 4つのタイプのどれかに当てはまる記事に印をつける
  3. 手間が小さく、効果が見込める記事を3本選ぶ

選んだ3本から、実際のリライトに進んでください。