検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Rewriting

書き直し

古い記事を更新するときの確認項目

目次
  1. 更新が必要な記事の見つけ方
  2. 確認項目1 情報の正確さ
  3. 確認項目2 検索意図の変化
  4. 確認項目3 リンクの確認
  5. 確認項目4 日付の扱い
  6. 更新した内容を記録する
  7. 更新作業の進め方の例
  8. 更新しない判断も大切
  9. 古くなりすぎた記事の扱い
  10. 更新で読者に伝えたいこと
  11. 更新の効果の見方
  12. 更新を続けるための仕組み
  13. 次にやること

古い記事を更新するときは、「情報が最新か」「検索の意図が変わっていないか」「リンクが生きているか」「日付の扱いが正しいか」の4点を確認します。公開から時間がたった記事は、書いた当時は正しかった内容が、現在の状況と食い違っていることがあります。

古い情報を残したままにすると、読者に誤解を与え、信頼を損ないます。新しい記事を書くのと同じくらい、既存の記事を整えることも、ブログの価値を保つ大切な作業です。

更新が必要な記事の見つけ方

まず、更新が必要そうな記事を探します。次のような記事が候補です。

  • 料金、制度、法律、ツールの機能を扱っている記事
  • 年や時期を題名や本文に含んでいる記事
  • 公開から1年以上たち、順位や表示回数が下がってきた記事
  • 画面のスクリーンショットを使っている記事(操作画面が変わっている可能性)

Search Console で、期間を比べて表示回数が減っている記事を探すと、候補が見つかります。また、ブログの記事一覧を公開日の古い順に並べて、上から確認する方法もあります。

確認項目1 情報の正確さ

記事に書かれている事実や数字が、現在も正しいかを確認します。

確認の方法は、公式の情報源に当たることです。公的機関の発表、サービスの公式サイト、公式のヘルプなどを見ます。個人のブログや、出典が不明な情報だけを頼りにしないでください。

ツールの料金や機能は、変わることが多いので、記事内では「執筆時点」と断り、細かい金額は書かない方針にしておくと、更新の手間が減ります。更新時に、すでに細かい金額が書かれている場合は、思い切って削り、公式サイトの確認を促す書き方に変えるのも有効です。

法律や税金に関わる内容は、一般論にとどめ、詳しくは専門家や公的機関に確認するよう添えます。

確認項目2 検索意図の変化

古い記事は、狙っている検索語の結果ページが、公開当時と変わっていることがあります。更新の前に、その検索語で検索して、上位の記事を確認します。

以前は手順の記事が多かったのに、いまは比較の記事が上位に並んでいる、といった変化が見つかるかもしれません。そうした変化があれば、記事の構成や内容を、現在の意図に合わせて調整します。

確認項目3 リンクの確認

記事内の外部リンクと内部リンクが、正しく表示されるかを確認します。リンク先のページが削除されていたり、アドレスが変わっていたりすると、エラーになります。

リンク切れを見つけたら、新しいアドレスに差し替えるか、代わりになる情報源を探します。代わりが見つからなければ、リンクを外して、その記述自体を見直します。

また、公開後に新しく書いた関連記事があれば、古い記事から内部リンクを追加します。古い記事は、新しい記事への入り口になります。

確認項目4 日付の扱い

記事を更新したら、更新日を最新にします。読者に「いまも確認された情報だ」と伝わり、検索エンジンにも更新が反映されます。

ただし、内容をほとんど変えていないのに、更新日だけを新しくするのは避けます。読者に誤解を与えますし、実態に合わない更新は信頼を損ないます。実際に内容を確認した場合にだけ、更新日を変えます。

題名に「2023年版」のように年を入れている記事は、更新のたびに題名の年を変える必要があります。年を入れないほうが、更新の手間が減り、アドレスも変えずに済みます。

更新した内容を記録する

更新日と、変更した内容を表に記録しておきます。数週間後に数字の変化を確認するときの材料になります。記事の中に「更新履歴」を載せる方法もありますが、読者の役に立つ変更にとどめるのがよいでしょう。

更新作業の進め方の例

更新作業は、手順を決めておくと、短い時間で進められます。1本あたり30分を目安にした流れを紹介します。

  1. 記事を開き、料金・制度・ツールの記述に印をつける(5分)
  2. 印をつけた箇所を、公式情報で確認する(10分)
  3. 検索語で検索し、上位記事と内容の過不足を見比べる(5分)
  4. 古い記述と足りない内容を直す(8分)
  5. リンクを確認し、更新日を変更する(2分)

時間内に終わらなければ、続きは別の日に回します。更新を一度に完璧にしようとせず、重要度の高い部分から直すのがコツです。

更新しない判断も大切

古い記事でも、内容が時間に左右されない基礎知識の記事は、頻繁に更新しなくても問題ありません。たとえば、文章の書き方の原則を扱う記事は、数年たっても内容が変わりにくいものです。更新の手間を、変化の早い記事に集中させます。

古くなりすぎた記事の扱い

更新しても、現在の需要に合わない記事や、内容が大きく変わってしまった記事は、別の記事と統合したり、削除したりする判断が必要です。更新の手間が新しく書くのと変わらないなら、新しい記事として書き直したほうが、効率的な場合もあります。統合や削除の判断基準は、別の記事で扱っています。

更新で読者に伝えたいこと

記事を更新したときは、読者に「いつ時点の情報か」が伝わるようにします。記事の冒頭や関連する箇所に、「2026年10月時点の情報です」のように、確認した時点を書いておくと、読者は情報の鮮度を判断できます。ただし、この表記は、更新のたびに書き換える必要があります。変化の早い情報にだけ使い、そうでない部分には書かないほうが、管理が楽になります。

更新の効果の見方

更新の効果は、すぐには表れないことが多くあります。更新後、1〜2か月は、Search Console の表示回数、クリック数、平均順位の推移を観察します。数字が改善していれば、更新の方向は合っています。改善がなければ、検索結果の上位記事と再度比べて、足りない内容を探します。

更新を続けるための仕組み

更新作業を後回しにしないために、月の予定に「更新の日」を作ります。たとえば、毎月第1週の30分を、古い記事の確認に充てると決めておきます。確認する記事は、公開日の古い順に5本ずつ、というように機械的に決めると、迷う時間が省けます。1年たつ頃には、ブログ全体の記事を一巡して確認できます。

更新の際は、読者のコメントや問い合わせがあれば、そこに書かれた指摘も確認します。読者から見つかる古い情報や誤りは、書き手が気づきにくい点です。指摘があった箇所は、すぐに直し、必要なら記事内に補足を加えます。

次にやること

今日できる作業を挙げます。

  1. 記事の一覧を公開日の古い順に並べ、上から5本を選ぶ
  2. それぞれの記事で、料金や制度に関する記述と、リンクの動作を確認する
  3. 古くなっている箇所を直し、更新日を変更する

5本の更新が終わったら、次の5本に進みます。月に一度、定期的に行うと、古い情報が積み重なるのを防げます。