検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Keywords

キーワード選び

競合記事の調べ方と、勝てるキーワードの見分け方

目次
  1. 競合調べで確かめたいこと
  2. サイトの種類を確認する
  3. 記事の鮮度と答えの深さを見る
  4. 見出しを並べて、抜けている内容を探す
  5. 競合の強さを3段階で記録する
  6. 勝てるキーワードを選ぶときの注意
  7. 調べた結果を記事の設計に落とす
  8. 調べすぎない
  9. 競合を見るときの心構え
  10. 競合調べの記録を残すと、あとで役に立つ
  11. 次にやること

競合記事を調べるときは、検索結果の上位10件を開き、「どんなサイトが」「どんな型で」「どれくらい深く」書いているかを見ます。専用のツールがなくても、ブラウザと表計算ソフトがあれば、15分ほどで1つのキーワードの競合の強さをつかめます。

ここでは、新しいブログでも勝負できるキーワードを見分けるための、見方と手順を説明します。

競合調べで確かめたいこと

競合を調べる目的は、記事を真似することではありません。次の3つを知るために見ます。

  • 上位に、自分と同じ規模のサイトが入り込んでいるか
  • 上位記事が、読者の疑問にどこまで答えているか
  • 上位記事に、足りない情報や古い情報がないか

この3つがわかれば、「そのキーワードで書く価値があるか」「書くなら何を厚くするか」が決められます。反対に、上位のサイトの文字数やデザインの細部を比べても、記事の方向は決まりません。見る場所を絞ることで、時間を節約できます。

サイトの種類を確認する

上位10件のサイトを、種類で分けてメモします。種類の例は次のとおりです。

  • 公的機関や官公庁、学術機関
  • 大手の新聞社、出版社、情報メディア
  • 企業の公式サイトやサービスの紹介ページ
  • 専門家や個人が運営するブログ
  • 質問サイトや、投稿型のサイト

公的機関や大手メディアが上位をほぼ占めている語は、新しいブログが入り込むのは難しい語です。一方で、個人ブログや小さな専門サイトが2〜3件入っていれば、同じ土俵で戦える余地があります。

質問サイトや投稿型のサイトが上位に多い語は、検索エンジンが「正式な解説記事」よりも「個人の体験や意見」を求めていると判断していることがあります。その場合は、体験にもとづいた視点が書けるかを、自分に問いかけます。

記事の鮮度と答えの深さを見る

次に、上位記事の中身を見ます。全文を読む必要はなく、見出しの一覧と、冒頭の数文だけで十分です。

鮮度は、記事の更新日で判断します。数年前の日付のまま、情報が更新されていない記事が上位に並んでいるなら、最新の情報を丁寧に書くだけで、入り込める可能性があります。料金や制度、ツールの画面は変わりやすいので、古い情報がそのまま残っていることが多いです。

答えの深さは、冒頭で疑問に直接答えているかを見ます。長い前置きのあとで、ようやく本題に入る記事は、読者の期待に応えきれていません。結論を先に示し、手順や理由を順に説明する記事を書けば、同じ内容でも読みやすさで差がつきます。

見出しを並べて、抜けている内容を探す

上位5本の見出しを、表計算ソフトに書き出して並べます。次のように整理すると、全体像が見えます。

  1. 5本のうち、4本以上に出てくる見出し(読者が期待する最低限の内容)
  2. 1〜2本にだけ出てくる見出し(差をつけられる内容)
  3. どの記事にも出てこない、読者が気にしそうなこと(空白地帯)

1は、自分の記事にも入れる内容です。2は、入れるかどうかを検討します。3が見つかれば、その記事ならではの強みになります。

空白地帯の見つけ方のコツは、読者の立場で「このあと何に困りそうか」を考えることです。手順の記事なら、途中でつまずく場面や、よくある失敗を書いている記事は意外と少ないものです。

競合の強さを3段階で記録する

調べた結果は、キーワードごとに「強い」「ふつう」「弱い」の3段階で記録します。基準は次のようにします。

  • 強い:上位が公的機関・大手メディア中心で、記事の内容も充実している
  • ふつう:企業サイトと個人サイトが混在し、記事の質にばらつきがある
  • 弱い:個人サイトが多く、情報が古い、または答えが浅い記事が目立つ

細かな数字をつける必要はありません。「弱い」から順に書いていくだけで、成果が出やすい記事から取り組めます。

勝てるキーワードを選ぶときの注意

競合が弱くても、需要がほとんどない語は、書いても読まれません。競合の強さは、検索ボリュームや読者の悩みの強さと、セットで判断します。

また、競合が強い語でも、切り口を変えれば道が開けることがあります。たとえば「ブログ 収益化」のような大きな語は強い競合が並びますが、「ブログ 収益化 主婦 在宅」のように状況を絞れば、競合の顔ぶれが変わります。大きな語を避けるのではなく、具体的な状況に分けて入り込む考え方です。

調べた結果を記事の設計に落とす

競合を調べたあとは、結果をそのまま記事の設計図にします。表計算ソフトの1行を、1本の記事に見立てて、次の項目を埋めてください。

  • 狙う検索語と、読者の状況
  • 競合の強さ(強い・ふつう・弱い)
  • 入れるべき見出し(上位に共通する内容)
  • 独自に足す見出し(空白地帯で見つけた内容)
  • 冒頭の2文で答える内容

ここまで書き出せば、本文を書き始める前に、記事の勝ち筋が見えます。逆にこの段階で独自に足せるものが思いつかないなら、その語は今は見送り、別の語から取りかかるのも賢い選択です。

調べすぎない

競合調べは、深入りすると終わりがなくなります。1つの語につき、15〜20分を上限にして、時間が来たら書き始める決まりにしておくと、手が止まりません。調べた情報を完璧に活かそうとせず、書きながら補う前提で進めます。公開後に順位が動いたら、そのときにまた競合を見直せば十分です。

競合を見るときの心構え

競合の記事を見ると、自分の記事が劣って見えて、不安になることがあります。しかし、上位の記事も、最初は小さなサイトの1本の記事だったはずです。強い競合がいる語は、需要が確かにある証拠でもあります。大切なのは、いまの自分が勝てる土俵を選ぶことと、読者の疑問に丁寧に答えることです。競合を敵として見るより、読者が何を期待して記事を開くのかを教えてくれる先生として見ると、学べることが増えます。

競合調べの記録を残すと、あとで役に立つ

調べた競合の情報は、記事ごとにメモを残しておきます。公開後に順位が動いたとき、そのメモが比較材料になります。たとえば、上位に新しいサイトが入ってきたなら、競合の状況が変わったということです。メモと現在の検索結果を並べて見れば、リライトで強化すべき箇所がわかります。

記録といっても、かしこまった書類は不要です。調べた日付、上位に見えたサイトの種類、気づいたことを、表計算ソフトの1行に書くだけで十分です。

次にやること

今日の作業として、次の流れを試してください。

  1. 書きたいキーワードを3つ選び、それぞれ検索して上位10件のサイト種類をメモする
  2. 3つのうち1つを選び、上位5本の見出しを書き出して並べる
  3. 空白地帯を1つ見つけ、自分の記事で扱う内容として書き足す

この作業を何度かくり返すと、検索結果を見ただけで、おおよその強さがつかめるようになります。見極めに慣れてきたら、記事数を増やす段階に進めます。