検索から読まれ続けるブログの作り方を、キーワード選び・構成・書き直しまで解説します。

Keywords

キーワード選び

ブログのキーワード選びの手順を5ステップで整理する

目次
  1. ステップ1 ブログのテーマと読者を一文にする
  2. ステップ2 候補を50個ほど書き出す
  3. ステップ3 検索結果を開いて、検索意図を確かめる
  4. ステップ4 競合の強さを見て、現実的な候補に絞る
  5. ステップ5 1記事に1つのキーワードを割り当てる
  6. 途中で迷いやすいポイントと対処
  7. 候補が少なくて50個に届かない
  8. 検索数がほとんどない言葉ばかり残った
  9. 同じ言葉に見える候補が多すぎる
  10. 割り当て表を育てていく
  11. 書く順番を決めるときの目安
  12. 次にやること

ブログのキーワード選びは、「候補を広く集める」「検索結果を見て絞る」「1記事に1語を割り当てる」の順に進めると迷いにくくなります。思いつきで題材を決めるより、書く前に検索結果を数分眺めるだけで、読まれる可能性のある記事かどうかがかなり見えてきます。

ここでは、はじめて取り組む人でもそのまま真似できるように、5つのステップに分けて説明します。

ステップ1 ブログのテーマと読者を一文にする

最初に決めるのは、キーワードではなく「誰の、どんな困りごとに答えるブログか」です。たとえば「副業を始めたい会社員が、最初の1か月でやることを知るブログ」のように、読者と悩みを一文で書いておきます。

この一文があると、候補が出てきたときに「これは自分のブログで扱うべきか」を判断できます。逆にこれがないと、検索数が多いだけの言葉に流されて、記事同士のつながりがない寄せ集めになりがちです。

一文は完璧でなくて構いません。書きながら変わってもよいので、まず仮で置いておきます。

ステップ2 候補を50個ほど書き出す

次に、読者が検索しそうな言葉を思いつく限り書き出します。ここでは良し悪しを判断せず、量を出すことを優先します。

集め方はいくつかあります。

  • 自分が同じ悩みを持っていた頃に検索した言葉を思い出す
  • Google の検索窓に入力したときに出る候補(サジェスト)を拾う
  • 検索結果の下部にある「関連する検索」を見る
  • 「他の人はこちらも検索」に出る質問文を拾う

50個を超えると、同じ意味の言い換えが混ざってきます。それは次のステップで整理するので、そのまま残しておきます。

ステップ3 検索結果を開いて、検索意図を確かめる

候補ごとに、実際に検索して上位10件ほどを見ます。見るのは文章の細部ではなく、「どんな種類のページが並んでいるか」です。

手順を説明する記事が並んでいれば、読者は「やり方」を知りたがっています。商品の比較ページが並んでいれば、「選び方」が知りたいのです。辞書的な解説が多ければ「意味」を知りたい人が中心です。

自分が書こうとしている記事の型と、上位の型が合っていないときは、その候補は見送るか、型を合わせて書くかを決めます。検索意図の読み方は別の記事で詳しく扱っています。

ステップ4 競合の強さを見て、現実的な候補に絞る

上位に並ぶサイトが、公的機関、大手メディア、専門の企業サイトばかりのときは、立ち上げて間もないブログが入り込むのは簡単ではありません。一方で、個人ブログや小さなサイトの記事が混ざっていれば、同じ土俵で勝負できる余地があります。

ここで見たいのは次の3点です。

  1. 上位に個人や小規模サイトが含まれているか
  2. 上位記事の情報が古くなっていないか
  3. 読者の疑問に、記事が直接答えているか

3つ目が弱い検索結果は、丁寧に書けば入り込める可能性があります。たとえば、冒頭で答えを言わずに長い前置きが続く記事が多いなら、結論を先に置くだけでも差になります。

ステップ5 1記事に1つのキーワードを割り当てる

最後に、残った候補を記事ごとに割り当てます。基本は「1記事1キーワード」です。似た言い換えを別々の記事にすると、同じブログの記事同士が検索結果で競ってしまうことがあるためです。

割り当て表は、表計算ソフトで十分です。列は「狙う検索語」「記事の題名案」「書く順番」の3つで足ります。書く順番は、検索数の多い順ではなく、次の順に決めると続けやすくなります。

  • 自分が答えやすいもの
  • 競合が弱そうなもの
  • 他の記事から内部リンクで案内しやすいもの

途中で迷いやすいポイントと対処

5つのステップを進めていると、いくつかの場面で手が止まりやすくなります。あらかじめ対処を知っておくと、作業が止まりません。

候補が少なくて50個に届かない

専門性の高い分野では、サジェストを拾っても候補が20個前後で止まることがあります。その場合は、読者の状況を変えて考えます。初心者、経験者、仕事で使う人、趣味で使う人のように立場を分けると、同じテーマでも出てくる言葉が変わります。また、本や雑誌の目次、質問サイトの題名も、読者の言葉の宝庫です。

検索数がほとんどない言葉ばかり残った

検索数が少ないこと自体は、悪いことではありません。たとえば月に数十回の検索でも、読者の悩みが具体的であれば、記事が最後まで読まれる確率は高くなります。ただし、全部がそうした言葉だと、ブログ全体への訪問者が増えにくくなります。小さな言葉の記事を集めて、そのまとめとなる大きめの言葉の記事を1本添える構成にすると、バランスがとれます。

同じ言葉に見える候補が多すぎる

「ブログ 書き方」「ブログ 文章 書き方」「ブログ 記事 書き方」のように、ほぼ同じ意味の言葉は、検索結果もほぼ同じになります。その場合は1本の記事にまとめて、題名に一番自然な言い回しを入れます。検索結果を開いて、並ぶ記事が違うかどうかで判断すると、迷いが減ります。

割り当て表を育てていく

キーワードの割り当て表は、作って終わりではなく、記事を公開するたびに更新します。公開日、実際の題名、公開後に Search Console に表示された検索語を、列として足していきます。

数か月たつと、想定していなかった言葉で表示されている記事が見つかります。それは新しい候補のヒントになります。また、狙った言葉では表示されず、別の言葉で表示されている記事は、リライトの対象として扱えます。キーワード選びと書き直しは、つながった作業だと考えておくと、表が資産として育っていきます。

書く順番を決めるときの目安

割り当て表ができたら、最初の10本の順番を決めます。おすすめは、ブログの土台になる基本の記事を2〜3本先に書き、そのあとで細かな疑問に答える記事を重ねる順です。基本の記事は、あとから書く記事の行き先になるため、先に公開しておくと内部リンクを貼りやすくなります。

また、1日に何本も書き溜めるより、週に1〜2本を安定して公開するほうが、続けやすく、記事の質も保てます。表の「書く順番」の列に、公開予定の週を入れておくと、進み具合が見えて励みになります。

次にやること

今日できる作業を3つ挙げます。

  1. ブログの対象読者と悩みを、一文で書く
  2. 候補を30個、メモ帳に書き出す
  3. そのうち3つを実際に検索し、上位10件の「記事の型」を見る

3つ目をやるだけで、検索意図の見方が身につきはじめます。まずは1語だけでも構わないので、検索結果を開いて眺めるところから始めてください。候補が10個ほどたまったら、割り当て表を作り、最初の1本を書き始める準備が整います。

キーワード選びは一度で完成するものではありません。記事が増えてアクセスのデータが取れるようになったら、実際に読まれている言葉をもとに、候補を入れ替えていきます。